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寂しいという名の

3歳になる末っ子、満3歳を迎える10月からの入園が決定した。
「もう少し一緒にいたい。大変だけど可愛いしなんだかんだ楽しいし。」

「一緒にいるのは大変だし疲れるし、幼稚園に入れた方がいいよね。」
もう、どっちでもよかったのですが迷いに迷って入れることに。

決定した瞬間にものすごい後悔の念…。

この子がわたしから離れて行ったら、わたしはどうなってしまうの?
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7年間、朝から晩までず~っと誰かがまとわりついていたのです。その誰かが赤ちゃんじゃなくなった時期からは、うっとおしくて何にもできねー!頼むからわたしを一人にしてくれよ!と何度も心の中で叫びました。夫に泣いて訴えて、一人で出かけたりもしました。でもね。なんだかんだ楽しかった、そんな生活が。わたしがどんなに激怒しても、「ママママ」と、いじらしく後を追ってくるこどもたち。

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もちろん、今までだって寂しいなあ、って思うことはありました。成長を目の当たりにした時とか。でもね、今回のこれ、「こどもたちがみな、家を出て行ってしまうから寂しい」って、多分ちょっとごまかしてる。本当は「怖い」んだ。

 

ぐりぐりと根深く、わたしの人間性のえげつない部分をもぶちまけ続けてきて、それを受け入れ続けてくれたこどもたちがそばにいなくなること。強力な見方を失ってしまうような感じ。身体の一部を失ってしまうような気持ち。中心線が、ぐらーっと崩れてしまう感じ。今まで見ないふりしてきた自分の影を直視しなさいよ!って言われている気持ち。

 

怖い。

先輩ママ達は言う。

「すーぐ慣れるよ!あとね、もれなく2時半には帰ってくっから。笑」

そーかなあ、慣れるかなあ。自信なーい!

いろんな働き方があるけれど、わたしは基本、こどもたちと過ごす時間を優先した。そのことに関して後悔はないと言えばうそになるけど、でも本当に楽しくてものすごく密な7年間だったから、やりきった感は、ある。

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ああ。本当に行っちゃうんだ来週から。怖い。でも慣れないと。自分の、欠けてしまった身体の破片を自分で埋めないとね。

写真は夏の末っ子。

あれよあれよと月日が過ぎて、今は近所の田んぼのお米がきらっきらに輝いていています。

 

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